
楽しみ方に合わせて選ぶ
バイクシリーズの使いこなし術
LONG RIDE STYLE
BIKE Collection
自分に合った「スタイル」で選ぶ
自転車で風を切って走り出す爽快感は、何物にも変え難い瞬間。
見知らぬ道を進んで、景色の変化を楽しんだり、途中で立ち止まって休憩したり。
サイクリングは自分のペースに合わせて楽しめ、一歩表に出れば無限にフィールドが広がる自由なアクティビティです。
そんなサイクリングのお供に選びたいのが、ドイターのバイクコレクション。
ドイターのバイクコレクションは、サイクリングに合わせた自転車専用設計で、背負いやすさはもちろんのこと、レインカバーやヘルメットホルダー、パッキング内容に応じた各種ポケットや機能を備えています。
そして、自転車に装着するトップチューブバッグやフレームバッグ、サドルバッグなどのアクセサリー類も充実。

どんなバッグを選ぶか、あなたの使っている自転車や楽しみ方に応じて変わってきます。
スピードを出して快走したい人、ゆっくり走って旅をしたい人。
2タイプのスタイルを例に、バッグを選んでみました。
あなたに合ったスタイルで、バッグ選びもサイクリングも楽しみましょう。

ロードバイク快走派
日帰りのロングライドから、宿泊まりのツーリングまで、スピード重視で軽快に走るスタイル。
ロードバイクの特性を活かして、前傾姿勢でスピードを出すため、背中にバックパックを載せるイメージ。
あまり大きな荷物は背負いたくないので、自転車にも小型のフレームバッグやサドルバッグを取り付けて、荷物を分散させています。
日帰りでの輪行ロングライドや宿泊まりツーリングなら、このスタイルでも十分楽しめます。

ツーリングバイク旅情派
太めのタイヤのツーリングバイクで、もっと自然の中でのんびりサイクリングを楽しみたい、名所なども立ち寄ったりしたい自転車旅スタイル。
荷物もいろいろ持っていって、出先でコーヒーを淹れたり、軽キャンプなどもできてしまうイメージです。
20~30Lのバックパックに、自転車にもフレームバックを取り付けて、多めの荷物にも対応できます。
スピードよりも、その土地をじっくり楽しみたい人向けのスタイルです。
バックパック:レース Air(10L)/ トップチューブバッグ:エナジーバッグ(0.5L)/ フレームバッグ:フロントトライアングルバッグ(1.3L)/ サドルバッグ:バイクバッグレースⅠ(0.3L)
をタップ(クリック)するとアイテムの詳細をご覧いただけます。
ロードバイクで快走派が選ぶならRACE(レース)
バックパックは軽快な走りを妨げないレースシリーズ(8L~17L)から、容量10Lの「RACE Air(レース Air)」をセレクト。
着替えや最低限の生活必需品を入れるには十分な大きさ。エアコンフォートシステムを採用することで、背中が蒸れにくく快適で、背負っている荷物に囚われることなく、走りに集中することができます。
自転車には、すぐ取り出したい補給食などを入れるのに便利なエナジーバッグや工具類や、輪行袋などの自転車関連用品を入れておくことができる「フロントトライアングルバッグ」、最小限のパンク修理キットや替えチューブを入れられる「バイクバッグレースⅠ」を装着しました。
ロードバイクのフォルムを崩さない、走りを重視したい人にも支持されているバッグ類です。
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RACE Air(レースAir)の機能
使いこなし
走行中はスピードを出したい、そんな快走派の人には、必要最低限の荷物を収納できるレースシリーズが人気。
その中でも、中間サイズのレースAirは、背面構造にエアコンフォートシステムを採用したモデルです。
レインカバーや各種ポケット、別売で装着できるヘルメットホルダーなど、ロングライドを楽しむのに欲しい機能を備えています。
レースAirの性能を最大限生かすために、しっかりと背負う手順、各種機能を紹介します。
背面構造 【 エアコンフォートシステム 】
背中とバックパックの間にメッシュパネルを配して空間を作ることで、高い通気性をもたらした背面システムです。
荷物を背負っても背中の発汗量を抑えて、不快感を感じることなくライドを楽しむことができます。

各種ストラップを手順通りに使用して、背中にしっかりとホールド

ウエストストラップ

ショルダーハーネス

アジャスタブルチェストストラップ
まず、腰のウエストストラップを乗車時の前屈みになった状態で装着します。そして、ショルダーハーネスのアジャスターストラップを締めます。さらに、チェストストラップは呼吸が苦しくならない程度に締めます(チェストストラップの上下位置も調整可能)。バックパックを背中側に固定することで、走行中に振られたりといった余計なストレスを軽減できます。
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1-1
フロント下部から取り出せる内蔵レインカバー
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1-2
レインカバーをバックパックに被せた使用時
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2
小物を整理しながら収納できるフロントのオーガナイザーポケット
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3
ショルダーハーネスに備え付けられたサングラスホルダー
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4-1
別売のヘルメットホルダーを使用すれば、輪行時などヘルメットを使用しない際に重宝します
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4-2
別売のヘルメットホルダー ※カラーは写真のブラックのみ
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5-1
別売の3Lハイドレーションシステムを本体ポケットに収納し、給水ポートからチューブを出すことで走行中も水分補給できます
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5-2
ショルダーハーネスのループにチューブを通しておくことで、飲み口を素早く手に取ることができます
【ツーリングバイク旅情派】もチェック
バックパック:トランスアルパイン24(24L) /トップチューブバッグ:エナジーバッグⅡ(0.5L)/フレームバッグ:トライアングルバッグ(1.7L)/サドルバッグ:バイクバッグボトル(1.2L)
をタップ(クリック)するとアイテムの詳細をご覧いただけます。
ツーリングを楽しみたい人ならTRANS ALPINE(トランスアルパイン)
バイクパックはトランスアルパインシリーズ(24L~30L)から、容量24Lの「TRANS ALPINE 24(トランスアルパイン 24)」をチョイス。
コンパクトな軽量キャンプ用品なら十分に入れられるサイズで、着替えから旅を楽しむための用品まで持ち運べ、2~3泊のツーリングもできます。
自転車には、スマートフォンを上部に収納できる「エナジーバッグⅡ」や、フレーム内の三角形のスペースを有効に使った「トライアングルバッグ」、ドイターのサドルバッグでは最も容量の大きい「バイクパックボトル」を取り付けました。
さらに、ハンドルには自転車キャンプ用テントを取り付けて、ドロップハンドル下側のスペースも利用することで、荷物がどこか一点に偏らないように分散させました。
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TRANS ALPINE 24(トランスアルパイン 24)の機能使いこなし
ツーリングをのんびり楽しんで、キャンプをしたり、そこで出合う景色などを楽しみたいという人には、容量の大きいバックパックを。
トランスアルパイン24は、背面構造にエアストライプシステムを採用したモデルです。
レインカバーや各種ポケット、ヘルメットホルダーなど、泊まりがけのロングライドやキャンプ用品を収納できる機能を備えています。
トランスアルパイン24の性能を最大限生かすために、しっかりと背負う手順、各種機能を紹介します。
背面構造 【 エアストライプスシステム 】
左右に縦に並んだ立体構造フォームで、背中の荷重バランスを整えて、バックパックが振られることを抑えます。
また、中央の空間は走行時に新鮮な空気を送り込み、熱気を上方に逃がすことを考えて作られています。
重たい荷物を背負っていても、バックパックとの一体感に優れたシステムです。

各種ストラップを手順通りに使用して、背中にしっかりとホールド

ウエストストラップ

ショルダーハーネス

アジャスタブルチェストストラップ

アジャストメントストラップ
まず、腰のウエストストラップを乗車時の前屈みになった状態で装着します。そして、ショルダーハーネスのアジャスターストラップを締めます。
さらに、チェストストラップは呼吸が苦しくならない程度に締めます(チェストストラップの上下位置も調整可能)。
最後にアジャストメントストラップを気持ち引くことで、バックパックが背中からブレずに固定され、走行中に振られたりといったストレスを軽減できます。
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1-1
フロント下部から取り出せる内蔵のレインカバー
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1-2
レインカバーをバックパックに被せた使用時
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2
小物を整理しながら収納できるフロントのオーガナイザーポケット
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3
サイドの携帯空気ポンプ(インフレーター)用のポケット
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4-1
フロントの留め具にヘルメットのストラップを掛けることで、バックパックに固定できるシンプルな構造のヘルメットホルダー
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4-2
ヘルメットホルダーにヘルメットを固定した使用例
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5-1
別売の3Lハイドレーションシステムを本体ポケットに収納し、給水ポートからチューブを出すことで走行中も水分補給できます
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5-2
ショルダーハーネスのループにチューブを通しておくことで、飲み口を素早く手に取ることができます
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6
フロントのアウターポケットには、すぐに取り出したいウィンドブレーカーやレインウエアなどを挟んでおくのに便利
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7
ショルダーハーネスに備え付けられたサングラスホルダー
【ロードバイク快走派】もチェック
バックパック容量別ラインナップ
どれくらいの用品がバックパックに入れられるのか?
ここまでロードバイク快走派とルーリングバイク旅情派に分けて紹介してきました。
最後に、各バックパックに収納量の目安をまとめてみました。
あなたの楽しみ方、スタイルに応じて、必要な容量を備えたバックパックを選びましょう。

ドイター・RACE(レース)シリーズ
収納量の目安 8L~17L
※上記写真はレースAir(10L)を使用した場合の収納目安になります
日帰りのロングライドを楽しむなら、レースを選べば間違いない定番モデル。
ちょっと遠出の際に携行したい輪行袋や着替え、レインウエアなどを収納するには十分な大きさです。
レースを背負っていて走ったとしても、よほど重たい荷物を入れない限りは気になることはないでしょう。
宿泊まりのツーリングなど、少し余分に荷物を持っていきたい人にはレースEXP Airなどもおすすめです。

ドイター・TRANS ALPINE(トランスアルパイン)シリーズ
収納量の目安 24L~30L
※上記写真はトランスアルパイン24(24L)を使用した場合の収納目安になります
キャンプ用品まで入れられる十分な大きさが魅力のトランスアルパイン。
今回、バイクパッキング用のテントを自転車のハンドルに装着したため、背負わなくてOK。
そのほかにも、自転車側のアクセサリーバッグ類に入れられる用品を増やせば、背負う荷物を抑えることができます。
トランスアルパインまで大きなバックパックは必要ないという人は、スーパーバイク18 EXPなどのモデルをおすすめします。

どんなバックパックを選んだらいいのか?
バックパックは大は小を兼ねると思いますが、自分のスタイルにあまりに外れた大きさのモデルを選んでも機能を有効に使いこなすことができないと思います。まずは、どれくらいの荷物を背負いたいかをリストアップしてみて、その容量に合ったバックパックを選ぶことをおすすめします。日帰りのロングライドでしたら、レースシリーズで十分足りると思います。ちょっと山に入ってキャンプしたい、普段使いで荷物を入れる機会がある人はトランスアルパインのような大きいバックパックを選んだ方が良いでしょう。ドイターのバイクシリーズはサイクリストに向けて作られているだけあって、とても使い勝手のいいバックパックです。ぜひ、機能や正しい背負い方を理解した上で、サイクリングに役立ててください。

フリーランス編集&ライター 栗山尚久
学生時代に全国各地を自転車ツーリングし、その楽しみに目覚める。プロサイクルショップで働いたのちに、2005年より自転車専門誌の編集スタッフとして雑誌作りに携わる。現在はフリーランスの編集兼ライターとして活動中。