CARE & TIPS

製品を大切にご使用いただくために

適切な場所にテントを設営する

テントの設営には比較的平らで突起物などのない場所を選びましょう。また、周囲を観察し落石や足場の悪い場所、急な雨による増水時に対応できない川のそばなどでの設営は止めましょう。テントの設営で最も気を付けるべきは風対策です。テントの短辺側を風上側に向けたり、出入口を風下側に向けたりするのも効果的です。

必ずペグダウン、ガイラインも活用しましょう

強風によりテントが破損したりフライシートが飛ばされたりしても保証の対象にはなりませんので、悪天候時に設営することになった場合は特に適切に設営する必要があります。取扱説明書に記載している部分のペグダウンは必ず行ってください。生地にテンションがかかることで雨風に対しての耐風性、防水性が発揮されます。たるんだままのフライシートは風雨の影響を受けやすく損傷につながります。フライシート上のガイアウトループについているガイラインは耐風性を高めたい場合には積極的に使い、テントを補強してください。

テントにはフットプリントを併用ください

ビッグアグネスのテントの多くは軽さを追求しボトム側の生地であってもとても薄くなっています。ボトムの下にフットプリントを敷くことで岩などの突起物から保護し耐久性を向上させることができます。また、大雨の際にもフットプリントが2枚目の防水層として役に立ちます。

ご使用後のギアは陰干しで乾燥させ、汚れを取り除いてから保管してください

テントサイトからの撤収時はテント内に装備や食料、使用したことで出たゴミを取り除ききれいにしてから収納してください。フィールドにおいても時間の許す限り夜露などによる濡れを取り除いてから収納し、戻ってからは完全に乾燥させ、ボトムについた泥汚れをふき取るなどした後に保管しましょう。直射日光の下で乾燥させると早く乾くかもしれませんが、紫外線はテントやマットに使用している生地を傷めますので日陰や風通しの良いところで設営した状態で自然乾燥させることをお勧めします。
食べ物による汚れや泥汚れ、湿気は臭いやカビの発生につながります。また、生乾きのまま保管していますと防水コーティングの早期劣化にもつながりますのでしっかりと乾燥させてから保管しましょう。

洗濯機、乾燥機は使用しないでください

洗濯機を使用した丸洗いは生地だけではなく付属のパーツなどを含めて本体を傷める可能性がありますのでおやめください。濡らした後に硬く絞った布で拭き汚れを落としてください。濡れた部分は直射日光を避けて風通しの良い場所で良く乾かしてください。乾燥機についても生地やパーツを含めた本体を傷める可能性がありますのでおやめください。

フライシートの撥水性が落ちてきた時はリペア方法について

ビッグアグネスではニクワックスの撥水剤(テント&ギアソーラープルーフ)を推奨しています。ご使用の際は同撥水剤の取扱説明書をご確認の上ご使用ください。

テントの保管について

次のシーズンまで使用しないような長期間の保管時は、ゴミなどの付着がなくきれいでドライな状態にして保管しましょう。フライやインナーテントは収納ケースに入れたままよりは部屋にあるハンガーラックなどに掛けて保管するのが理想的ですが難しい場合は、収納ケースに入れてください。テントは高温多湿や温度や湿度の変動が大きくなりがちなガレージや屋根裏での保管はしないでください。テントに施しているシームテープやコーティングが早く劣化する可能性があります。収納ケースに入れたテントは、3~4ヶ月ごとに取り出して広げて風を通してください(設営する必要はありません)。こうすることで、コーティングされた素材へのカビなどのダメージを防ぐことができます。