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ビッグアグネス社の本拠地、コロラド州スチームボートスプリングスの北側にある標高3676mの「Big Agnes Mountain~ビッグアグネス山」。美しい森と湖を抱くこの山周辺は、古くからトレッキングルートが整備されており、登山の他、フライフィッシングができたり、初夏までスキーを楽しめたりという自然豊かなエリアです。

このBig Agnes には「アグネス姉さん」というような意味が込められた言葉で、冒険する人を優しく迎え入れてくれるようなイメージを持つ名前です。地元の自然環境を愛する創業者のビルがこの山の名前の雰囲気を気に入り、親しみを込めて社名に採用しました。

創業者のビルは、今でも一緒に仕事をしている二人の仲間と共にこのビッグアグネス社を立ち上げました。何かをはじめるときに大事なのは、同じ方向を目指す仲間が必要であることを知っています。ビルは、同じ職場で働く仲間、そして、素材、製造、販売のパートナーなど、ビッグアグネスに関わるすべての人との絆をとても大事にしています。
このような仲間たちが新しいアイディアや技術を持ち寄り、ユーザーのアウトドアアクティビティをより楽しくする製品が出来上がるのです。

ビッグアグネスは、地球環境を守るため、環境負荷の低い製品づくりを常に模索し、実践してきています。そして、アウトドアを本当に愛するスタッフ達の意見や思いが注ぎ込まれた製品をユーザーの皆さんが世界中のフィールドで感じることで「ビッグアグネス」とつながり、一緒に自然を大事にする心を持ってほしいと願っています。

Big Agnes創業者・CEO Bill Gamber ビル・ガンバーBig Agnes創業者・CEO Bill Gamber ビル・ガンバー

Big Agnes創業者・CEOBill Gamberビル・ガンバー

アメリカ北東部生まれのビルは、小さな頃からモノ作りが好きで、大学在学中には当時熱中していたトライアスロン向けのウェアを自らの手で作り始めました。大学卒業後はウェア作りとレンガ職人見習いの二足のわらじを履きながら、モノづくりへの情熱を燃やし続けました。

BigAgnes創業時の本社建物。現在はショップとして利用されている。

アウトドア好きが高じてコロラド州のスチームボートスプリングスに引っ越してからは、近隣の豊富な自然環境で思いっきり楽しめるスキーやクライミングに夢中になり、ベースキャンプを作って一夜を明かすことが定番になりました。

そんな日々を過ごしていた頃、アウトドアを楽しむためにもっと快適に眠りたいと考えるようになりました。ウェア作りで得たモノづくりの経験を活かし、自らスリーピングバッグを作り始め、2000年にビッグアグネスを創業し、翌年から販売をスタートさせました。その後もビルは試行錯誤を重ね、自宅と同じようにフィールドでも快適に眠れるようにスリーピングバッグの背中部分の中綿を無くしマットを挿入できるようにした「ビッグアグネス・システム」を開発。その後も快適性にこだわったテントやファニチャーといったアウトドアで欠かすことのできない製品を世に送り出し続けています。

Dear Japan 日本の皆様へ

Dear Japan日本の皆様へ

こんにちは。ビッグアグネスのビルです。
私は20代の時に、美しい緑と水に恵まれ、冬には白い雪に覆われるコロラド州のスチームボートスプリングスという街にアメリカ北東部から引っ越して来ました。それ以来、この土地を愛し、仲間たちとワクワクする商品の開発を進めてきました。場所柄、四季のはっきりと分かれたフィールドに恵まれ、私を含めた当社のスタッフは裏山に行くような感覚で地元の山に繰り出し、自社の製品を試したり、もっと良い製品を作ることができないかと日々思案をしたりしています。

こうした中で私が最も誇りたいのは、社員の皆が情熱を持って長く会社に在籍し、製造サプライヤーや販売パートナーと密接な関係を持ってモノづくりをしていることです。長年仕事を続けていく中では、成功を収めることもあれば大きな失敗をすることもありました。大事なのは、思いついたことを、仲間と相談しながら前に進んでいくことだと思っています。

日本には何度か訪れたことがあり、情熱的で経験豊富なアウトドア志向の人々がたくさんいることを知っています。そして、魅力的なパウダースノーのことも良く知っています。
日本の皆さんが、私たちの思いを感じ、アウトドアでビッグアグネスの商品とともに多くの思い出をつくってくれればこれ以上嬉しいことはありません。

2025年2月 ビル・ガンバー